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レズリー・シミュレータの本命といえば、このモデル。 コレを使っているミュージシャンって、とても多いんですよ。 レズリーが持ち込めない会場での足元にはホントに良く見かけます。 というか、これ以外は見たことが無いくらい。 回転感という点では、かなりモノラル感が強くて、正直もうひとつ、と感じます。 しかし!それがむしろ強いサウンドに結びついています。 レズリーのマイキングを、いろんな人のものを見てみると、指向性の強くないマイクを立てている人がほとんど。 ということは、それほどステレオ感を重視しないほうが、一般的に良いサウンド、と感じられているのかもしれませんね。 Hammond:XK-3のシミュレータのほうが回転感は強いです。ホーンとローターが回ってる~と感じます。また、先日購入したKORG:SV-1のシミュレーターはさらによく出来ていて、ありありと回転してる!と感じます。 ロー・ローターから発生するであろう、低域の豊かさといったら無いです。 さらに、SV-1はそれ以外のエフェクトもホントに良くできていますよ。 と、まあ後発の内蔵モノのほうが、その点は良くできているなと思います。 ただし、ROTOSPHEREのその魅力は出音の強さです。これはすごい。 実際にオケに馴染ませる事を想定すると、むしろROTOSPHEREのほうが鮮やかに出てくるのではないかと思います。 それから、特筆点。 DRIVEです。このパラメータは入力ゲインを兼ねていますので、12時ぐらいまでは上げたいところです。 それ以下だと少々「シャー」音が気になります。 3時~それ以降に回したときのドライブ感はさすが!と思います。ギター用のドライブをそのまま使うと帯域が狭まってしまって、ほとんど使い物になりませんが、ところがこれは、そんなこと無いです。 どの機種も大体、Driveは付いているのですが、どれも上げ目にすると、「バリバリ」とドライブするというより、割れてしまって、全然気持ちよくないんですよ。ところが、ROTOSPHEREはほとんどそういう感じは無く、とても気持ちの良いチューブの歪を実現しています。 ということで、評判の理由が分かった気がします。ポップスにもロックにも、抜群の存在感を発揮します。とても良い機種ですよ。
by bambasic
| 2010-01-18 08:34
| メーカ・エフェクター
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